はじめに
この度は、Web電話帳「PHONE APPLI PEOPLE」(以降PA PEOPLEと表記します)をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。本書は、PA PEOPLEのオプションサービス「PHONE APPLI PLACE」(以降PA PLACEと表記します)をご利用いただく際の管理者向けガイドです。ユーザガイドは、以下をご覧ください。
「PHONE APPLI PLACE_ユーザガイド」
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対応ブラウザについて
PA PLACEの設定を行う際は、以下ブラウザより実施ください。
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Microsoft Edge
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Google Chrome
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Juniper Mistについて
PA PLACEはJuniper Mistと連携できます。また、Mistの無線LANとしての機能にも対応できます。ビーコンには対応していません。
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Beacapp Hereとの連携について
Beacapp Hereで設定する「ユーザ ID」は以下の文字種別のみを使用してください。
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半角英数字
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英字の小文字
※ PA PLACEでは半角英数字のみ扱っており、大文字小文字を区別していないため。
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画面の表示やアイコンについて
PA PLACE の画面の表示内容やアイコンは、お客様のフィードバックを基に操作性向上を目的として変更させていただく場合があります。本ガイドに掲載されている画像の表示内容やアイコンは、実際の環境と異なる可能性があることをあらかじめご了承ください。
1. PA PLACEとは
PA PLACEとは、PA PEOPLEのオプションサービスであり、社内Wi-Fi配下のPC・スマートフォンのMACアドレスや、Beaconタグなどの位置情報タグをキーに、ユーザの位置情報を社内電話帳(一覧、詳細画面)およびフロアマップ上に表示する機能です。
2. PA PLACE管理者設定
PA PLACEの管理者を設定します。
2.1. WebUIでの設定
WebUIよりPA PLACEの管理者権限を付与する場合は、管理>ユーザの権限コントロール欄にある「PA PLACE」にチェックを入れます。
2.2. ユーザインポートでの設定
ユーザインポートでPA PLACEの管理者権限を付与する場合は、インポートファイルの「PRIVILEGES」カラムに「ADMIN_IBASHO」を入力してインポートしてください。
なお、エクスポートすれば現在入力されている値を確認できます。
3. 連携設定
PA PLACEが位置情報ソリューションと連携するために、管理者による連携設定が必要です。本章では設定方法について説明します。
3.1. 全体設定
PA PLACEを機能としてユーザが利用する際の全体的な設定となります。
PA PLACEの管理権限を持つアカウントでログイン後、画面右上のユーザ名>[管理]>[PA PLACE]の順に画面遷移します。
3.1.1. 優先順位 / 有効設定
連携する位置情報ソリューションの優先順位と利用有無を設定します。
PA PLACEは、本設定で優先順位が高く設定された位置情報ソリューションにおける位置情報を表示します。その優先順位が高い位置情報ソリューションに位置情報が検出されない場合に、下位の位置情報ソリューションの位置情報を表示します。
※ お申し込み時にご指定いただいた位置情報ソリューション名のみが表示されます。
「居場所サービス名」に表示されている各位置情報ソリューション名をドラッグ&ドロップで、優先する順番に並び替えてください。
また、「有効/無効」の項目で、その位置情報ソリューションへのデータ取得を行うかどうかを制御します。環境に合わせて設定してください。
3.1.2. フロア設定
フロアを設定します。
連携する位置情報ソリューションに登録したフロア画像と同じものを登録するようにしてください。
PA PLACEに表示するフロア名を入力し、フロアマップをアップロードしてください。
3.1.2.1. フロアの追加
フロアの追加は手動による追加と、TSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートによる一括追加ができます。
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手動による追加
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フロア設定の[追加]をクリックすると、新たなフロア追加行が表示されますので、任意のフロア名を入力します。
※ フロア名はPA PLACEのフロアマップ名となるので任意の文言を入力します。
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[画像選択]をクリックし、フロアマップ画像を登録します。フロアマップは、位置情報ソリューションに登録している場合でも、PA PLACEとしても登録する必要があります。
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登録可能最大サイズ:制限なし
※ 推奨値は横1280px、縦1280pxとなります。ただし、ウィンドウやスマートフォンで表示させる際は、推奨値どおりに登録しても、上手く表示できない可能性があります。その場合、管理者が画像の縮小や加工を実施し、再登録してください。 -
画像形式:JPEG (*.jpg, *.jpeg)、PNG (*.png)
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画像のファイルサイズ:最大2 MB(1 MB以下で登録することを推奨しています)
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最後に[更新]をクリックすると、追加した内容が登録されます。詳細設定のフロア欄右側に[配置]が表示されます。
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TSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートによる追加
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フロア設定の[インポート/エクスポート]をクリックすると、「インポート/エクスポート」ダイアログが表示されます。
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フロア名・フロアコードの[ファイルを選択]をクリックし、TSV(タブ区切り)形式のファイルを選択します。
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ダイアログの[OK]をクリックすると、画面にファイルの内容が反映されます。
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フロア画像の[ファイルを選択]をクリックし、画像が入ったZIP形式のファイルを選択します。
※ 画像ファイル名は、「<フロアコード>.<拡張子>」にしてください。サイズやファイル形式は「手動による追加」を参照ください。
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ダイアログの[OK]をクリックすると、画面に画像が反映されます。
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最後に[更新]をクリックすると、内容が登録されます。詳細設定のフロア欄右側に[配置]が表示されます。
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※ フロア名はPA PLACEのフロアマップ名となるので任意の文言を入力します。
※ TSV(タブ区切り)形式のファイルの作成については「PHONE APPLI PEOPLE_管理者ガイド」を参照ください。
3.2. 詳細設定
PA PLACEが各位置情報ソリューションと連携するために、接続情報などを登録するための画面です。
PA PLACEの管理権限を持つアカウントでログイン後、画面右上のユーザ名>[管理]>[PA PLACE]の順に画面遷移します。
なお、本箇所はお申し込み時にご指定いただいた位置情報ソリューション名のみ表示されます。
3.2.1. Cisco CMX
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Cisco CMXでの設定
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API v1実行用のユーザと、API v3実行用のユーザをそれぞれ1アカウントずつ作成してください。この時、それら2つのアカウントは、必ず同じIDとPWに設定してください。
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PIにフロアマップを登録し、CMXと連携してください。
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 URL
Cisco CMXのURLを入力します。
ユーザID
Cisco CMXで作成したAPI実行用ユーザIDを入力します。
ユーザパスワード
Cisco CMXで作成したAPI実行用ユーザのパスワードを入力します。
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「フロア設定」で追加したフロア名と、Cisco CMXに登録されているフロア名を紐付け、[更新]をクリックします。
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3.2.2. Cisco Meraki
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Cisco Merakiでの設定
Cisco MerakiのScanning APIを有効化してください。この時、以下の値を入力してください。-
Post URL:PA PLACE管理画面に表示されている「スキャニングAPIポストURL」を入力
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Secret:PA PLACE管理画面に表示されている「スキャニングAPIシークレット」を入力
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 スキャニングAPIバリデータ
Cisco MerakiでScanning APIを有効化した時に取得できます。
※ 当該画面の「スキャニングAPIシークレット」と「スキャニングAPI ポストURL」を、Cisco Merakiに設定してください。
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アクセスポイント(AP)を設定します。
「AP MACアドレス」と「AP名」(PA PLACEで使う任意の名前)を入力するか、[インポート/エクスポート]からTSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートで一括設定し、[更新]をクリックします。
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マッピング設定をします。「フロア設定」で追加したフロアが表示されるので、APを配置します。
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3.2.3. Aruba Airwave
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Aruba Airwaveでの設定
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API実行用のユーザを作成してください。この時、以下の権限を付与してください。
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Type:Device Manager
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Device Access Level:Monitor(Read Only)
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-
フロアマップを登録してください。
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 URL
Aruba AirwaveのURLを入力します。
ユーザID
Aruba Airwaveで作成したAPI実行用ユーザIDを入力します。
ユーザパスワード
Aruba Airwaveで作成したAPI実行用ユーザのパスワードを入力します。
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「フロア設定」で追加したフロア名と、Aruba Airwaveに登録されているフロア名を紐付け、[更新]をクリックします。
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3.2.4. Aruba Central
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Aruba Centralでの設定
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APIGatewayを作成
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フロアマップを登録
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APの位置をプロット
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 URL
いずれも、Aruba CentralでAPI Gatewayを作成した時に取得できます。
クライアントID
クライアントシークレット
アクセストークン
リフレッシュトークン
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「フロア設定」で追加したフロア名と、Aruba Centralに登録されているフロア名を紐付け、[更新]をクリックします。
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3.2.5. Juniper Mist
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Juniper Mistでの設定
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フロアマップの設定など、通常どおりのMist環境構築
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権限が「Observer」のMistアカウントを利用してAPIトークンを取得
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 アクセストークン
Juniper Mistでトークン取得APIを実行することで取得できます。
※ 詳細はお問い合わせください。 -
アクセスポイント(AP)を設定します。
「AP MACアドレス」と「AP名」(PA PLACEで使う任意の名前)を入力するか、[インポート/エクスポート]からTSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートで一括設定し、[更新]をクリックします。
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マッピング設定をします。「フロア設定」で追加したフロアが表示されるので、APを配置します。
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3.2.6. WHERE EXBeacon
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PA PLACEでの設定
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ビーコン(受信機)を設定します。
「ビーコンID」と「ビーコン名」(PA PLACEで使う任意の名前)を入力するか、[インポート/エクスポート]からTSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートで一括設定し、[更新]をクリックします。
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マッピング設定をします。「フロア設定」で追加したフロアが表示されるので、ビーコンを配置します。
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3.2.7. NTT Communications Things Cloud
-
PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 URL
NTT Communications Things CloudのURLを入力します。
ユーザID
NTT Communications Things Cloudで作成したAPI実行用ユーザIDを入力します。
ユーザパスワード
NTT Communications Things Cloudで作成したAPI実行用ユーザのパスワードを入力します。
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受信機設定をします。
「受信機管理番号」と「表示名」(PA PLACEで使う任意の名前)を入力するか、[インポート/エクスポート]からTSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートで一括設定し、[更新]をクリックします。
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マッピング設定をします。「フロア設定」で追加したフロアが表示されるので、受信機を配置します。
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3.2.8. Beacapp Here
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PA PLACEでの設定
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以下の情報を入力し[更新]をクリックしてください。
プロパティ名 説明 サブスクリプションID
Beacapp HereのサブスクリプションIDを入力します。
シークレットキー
Beacapp Hereで作成したシークレットキーを入力します。
テナントコード
Beacapp Hereのテナントコードを入力します。
-
ビーコン(受信機)を設定します。
「ビーコンID」と「ビーコン名」(PA PLACEで使う任意の名前)を入力するか、[インポート/エクスポート]からTSV(タブ区切り)形式のファイルのインポートで一括設定し、[更新]をクリックします。
-
マッピング設定をします。「フロア設定」で追加したフロアが表示されるので、ビーコンを配置します。
-
3.3. ユーザへの設定
-
画面右上のユーザ名>[管理]>[ユーザ]タブを開きます。
-
「スマートデバイス」「PC」「位置情報タグ」に、PC・スマートフォンのMACアドレス、位置情報タグIDを入力して更新します。
※ 本設定はユーザに実施させることもできます。ユーザ自身で設定させる場合は、PA PEOPLEの[管理]>[企業情報]>[ユーザ設定]より、該当項目を表示してください。ユーザ設定の詳細な設定方法は「PHONE APPLI PEOPLE_管理者ガイド」を参照してください。
※ MACアドレスはPC・スマートフォンの無線LANアダプタ(Wi-Fi)に割り当てられた値を使います。XX:XX:XX:XX:XX:XXのように「:(半角コロン)」を省略せずに入力してください。
※ MACアドレスを使用する場合、PC・スマートフォンのWi-Fi設定でMACアドレスのランダム化(プライベートアドレス)を無効にしてください。
※ EXBeacon のタグID の先頭または先頭2桁が「0」(ゼロ)の場合、「位置情報タグ」欄に「0」は入力しないでください。
例: タグIDが 001 の場合、「位置情報タグ」には 1 を入力する
4. 付録
4.1. 各種入力項目の文字種制限
詳細設定 |
文字数 |
文字種 |
|
---|---|---|---|
ソリューション名 |
項目名 |
||
Cisco CMX |
URL |
上限なし |
URL形式 |
ユーザID |
1〜64文字 |
半角英数字および、以下の半角記号 |
|
ユーザパスワード |
8〜64文字 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
|
Cisco Meraki |
スキャニング API バリデータ |
40文字固定 |
16進数であるため、以下の文字種のみ |
AP MAC アドレス |
17文字固定 |
MACアドレス形式 |
|
AP 名 |
1〜64文字 |
以下を除くすべての文字種 |
|
Aruba Airwave |
URL |
上限なし |
URL形式 |
ユーザID |
1〜64文字 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
|
ユーザパスワード |
8〜64文字 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
|
Aruba Central |
URL |
上限なし |
URL形式 |
クライアントID |
32文字固定 |
半角英数字 |
|
クライアントシークレット |
32文字固定 |
半角英数字 |
|
アクセストークン |
32文字固定 |
半角英数字 |
|
リフレッシュトークン |
32文字固定 |
半角英数字 |
|
Juniper Mist |
アクセストークン |
96文字固定 |
半角英数字 |
WHERE EXBeacon |
ビーコンID |
1〜64文字 |
半角英数字 |
ビーコン名 |
1〜64文字 |
以下を除くすべての文字種 |
|
NTT Communications Things Cloud |
URL |
上限なし |
URL形式 |
ユーザID |
1〜64文字 |
半角英数字および、以下の半角記号 |
|
ユーザパスワード |
8〜64文字 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
|
Beacapp Here |
サブスクリプションID |
1文字以上 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
シークレットキー |
1文字以上 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
|
テナントコード |
1文字以上 |
半角英数字および、以下を除く半角記号 |
※ 半角スペースはすべての入力項目で使用できません。
※ 位置情報ソリューションと文字種制限に差分があるため、ご注意ください。
4.2. 対応バージョン
PA PLACEが対応している各位置情報ソリューションのバージョンは以下となります。
位置情報ソリューション |
ソフトウェアバージョン |
APIバージョン |
||
---|---|---|---|---|
ソリューション名 |
区分 |
連携位置情報 |
||
Cisco CMX |
オンプレミス型 |
無線LAN |
10.6.0-177 |
1 & 3 |
Cisco Meraki |
クラウド型 |
無線LAN |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
Aruba Airwave |
オンプレミス型 |
無線LAN |
8.2.8.1 |
visualrf |
Aruba Central |
クラウド型 |
無線LAN |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
Juniper Mist |
クラウド型 |
無線LAN |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
WHERE EXBeacon |
クラウド型 |
ビーコン |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
NTT Communications Things Cloud |
クラウド型 |
ビーコン |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
Beacapp Here |
クラウド型 |
ビーコン |
クラウド製品であるため |
クラウド製品であるため |
上記表以外のバージョンの位置情報ソリューションとの接続を検討される場合は、PHONE APPLI営業担当にお問い合わせください。
4.3. 位置情報ソリューションの差異によるPA PLACEの動作差分
PA PLACEの機能は、連携する位置情報ソリューションによって動作に差分があります。差分内容は次の表をご参照ください。
位置情報ソリューション名 | 位置情報として表示されるテキスト | 社内電話帳からフロアを表示した際の顔画像の位置 | フロアから検索 | 無線LANにアソシエイトしていないデバイスの表示 | 位置情報更新間隔(データ取得周期) | 位置情報保持期間(不在反映までにかかる時間) |
---|---|---|---|---|---|---|
Cisco CMX |
・Cisco CMXで設定されているゾーン名 |
・Cisco CMXが検出した座標に顔画像を表示 |
・座標が完全一致した場合は数字にまとめて表示 |
・表示可能 *3 |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
Cisco Meraki |
・PA PLACEでAPに設定したAP名 |
・デバイスを検出したAPがマッピングされている箇所に顔画像を表示 |
・デバイスを検出したAPがマッピングされている箇所を中心として周囲に表示 *2 |
・表示可能 *3 |
位置情報ソリューションの機器の設定に依存します。 |
約5分 *4 |
Aruba Airwave |
・PA PLACEで設定したフロア名 *1 |
・Aruba Airwaveが検出した座標に顔画像を表示 |
・座標が完全一致した場合は数字にまとめて表示 |
・表示不可 |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
Aruba Central |
・PA PLACEで設定したフロア名 *1 |
・Aruba Centralが検出した座標に顔画像を表示 |
・座標が完全一致した場合は数字にまとめて表示 |
・表示不可 |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
Juniper Mist |
・PA PLACEでAPに設定したAP名 |
・デバイスを検出したAPがマッピングされている箇所に顔画像を表示 |
・デバイスを検出したAPがマッピングされている箇所を中心として周囲に表示 *2 |
・表示不可 |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
WHERE EXBeacon |
・PA PLACEでビーコンに設定したビーコン名 |
・位置情報タグを検出したビーコンがマッピングされている箇所に顔画像を表示 |
・位置情報タグを検出したビーコンがマッピングされている箇所を中心として周囲に表示 *2 |
N/A |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
NTT Communications Things Cloud |
・PA PLACEで受信機に設定した表示名 |
・位置情報タグを検出した受信機がマッピングされている箇所に顔画像を表示 |
・位置情報タグを検出した受信機がマッピングされている箇所を中心として周囲に表示 *2 |
N/A |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
Beacapp Here |
・PA PLACEでビーコンに設定したビーコン名 |
・位置情報タグを検出したビーコンがマッピングされている箇所に顔画像を表示 |
・位置情報タグを検出したビーコンがマッピングされている箇所を中心として周囲に表示 *2 |
N/A |
約1分 *4 |
約5分 *4 |
*1 位置情報ソリューションに、フロアより小さな範囲を表現する概念が存在しないため、本仕様となります。フロアより小さな範囲を定義する必要がある場合は、同一のフロアマップを小さな範囲ごとに設定することでワークアラウンドとなります。ただし、PA PLACE画面では、登録されたフロアマップ分、フロアが表示されるため、ご注意ください。
*2 表示しきれなくなった分は、APの箇所に数字でまとめて表示されます。
*3 ランダマイズMACに対応したデバイスは、無線LANにアソシエイトするまでは仮想のMACアドレスを使用するため、位置情報ソリューションが検出できるMACアドレスと、PA PLACEが使用するMACアドレスが不一致となるため、PA PLACEにも表示不可となります。
*4 PA PLACEとしての仕様となるため、位置情報更新間隔、および位置情報保持期間は位置情報ソリューションに依存します。
4.4. 無線LAN位置情報ソリューションとの連携時の居場所の反映について
以下の時、位置情報ソリューションに位置情報が反映された状態になっても、PA PLACEで位置情報を参照できるようになるまで、最大5分程度要します。
-
ユーザを新規登録し、MACアドレスを登録した
-
既存ユーザのMACアドレスを変更した
これは無線LANが取得する大量のMACアドレスの位置情報の中から、登録されたユーザのMACアドレスだけでフィルター処理を行うために、5分間隔で定期的にフィルタリングを更新しているためです。
4.5. 通信について
PA PLACEがオンプレミス型の位置情報ソリューションと連携する際は、クラウド上のPA PLACEから、お客様ネットワーク内に構築された位置情報ソリューションに対して、インターネットを介し、https(443)にて通信を行います。
そのため、オンプレミス型の位置情報ソリューションの調達・構築に加え、上述の通信経路を確保してください。
4.6. フロアマップ上に表示される顔画像アイコンについて
社内電話帳に登録されているユーザ画像を、PA PLACEのフロアマップ上に顔画像アイコンとして正円で表示します。
ユーザ画像が長方形の場合は、画像の縦横比は変えずに、画像の中心部を正円で表示します。
4.7. インポートファイル
4.7.1. 全体設定のフロア設定項目一覧
ヘッダー項目名 | 項目名 | 使用可能文字種 | 使用可能文字数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
FLOOR_CODE |
フロアコード |
半角数字 |
8〜32文字 |
省略した場合自動生成されます。 |
FLOOR_NAME ※ |
フロア名 |
一部記号(&<>)以外は使用可能 |
64文字 |
※ 必須項目
4.7.2. 詳細設定のデバイス設定項目一覧
ヘッダー項目名 | 項目名 | 使用可能文字種 | 使用可能文字数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
TAG ※ |
受信機管理番号 / ビーコン ID |
半角数字 |
64文字 |
|
AP MAC アドレス |
一部半角数字(0-9) |
17文字 |
||
DISPLAY |
表示名 / ビーコン名 / AP 名 |
一部記号(&<>)以外 |
64文字 |
|
FLOOR_CODE |
フロアコード |
半角数字 |
8〜32文字 |
配置(紐付け)するフロアのコードを記載します。 |
ON_MAP |
フロアへの配置(紐付け)有無 |
0 or 1 |
1文字 |
省略した場合、初期値として0が設定されます。 |
X |
フロア上での位置(X 軸) |
半角数字 |
8文字 |
省略した場合、初期値として0が設定されます。 |
Y |
フロア上での位置(Y 軸) |
半角数字 |
8文字 |
省略した場合、初期値として0が設定されます。 |
※必須項目
※「TAG」「DISPLAY」は位置情報ソリューションにより項目名が異なります。
※「TAG」は位置情報ソリューションにより使用可能文字種・使用可能文字数が異なります。
改訂履歴表
改訂年月日 | 項番/項目 | 改訂内容 |
---|---|---|
2019.08.13 |
新規作成 |
|
2019.08.15 |
1.1 |
「対応ブラウザについて」を追記 |
4.1 |
「対応バージョン」を修正 |
|
3.2.3 |
「Aruba Airwave」の項にAPI実行用ユーザに必要な権限を追記 |
|
4.1 |
「各種入力項目の文字種制限」を追記 |
|
4.4 |
「通信について」を修正 |
|
2019.09.16 |
3.1.2.1 |
「フロアの追加」を修正 |
4.5 |
「フロアマップ上に表示される顔画像アイコンについて」を追記 |
|
4.2 |
「対応バージョン」を修正 |
|
3.2.1 |
「Cisco CMX」を修正 |
|
2019.10.14 |
全体 |
「Juniper Mist」について追記 |
2019.10.18 |
4.4 |
「無線LAN位置情報ソリューションとの連携時の居場所の反映について」を追記 |
2020.09.18 |
3 |
PA PLACEの管理者設定について追記 |
2020.11.27 |
4.1.2 |
インポート/エクスポートについて追記 |
4.2 |
NTT Communications Things Cloud、Beacapp Here について追記 |
|
4.3 |
iOS 14 における注意事項を追記 |
|
2021.07.30 |
1.3 |
Beacapp Here仕様制限を変更 |
2021.10.01 |
1.1 |
Internet Explorer 11 サポート終了による記載変更 |
2022.04.22 |
3.3 |
「位置情報タグ」入力時の注意事項を追記 |
2022.09.30 |
4.6 |
「フロアマップ上に表示される顔画像アイコンについて」を修正 |
2022.10.28 |
3.3 |
「ユーザへの設定」補足を修正 |